養護教諭になりたい!

憧れの「保健室の先生」になるために

養護教諭になるには

養護教諭になる方法や求められる能力を紹介します。養護教諭になるためには、専門資格を取得した上で採用試験に合格する必要があります。資格を取得する方法はいくつかあるため、自分の状況に応じて最も適したルートを選びましょう。また、看護師の経験を活かしてキャリアチェンジすることも可能です。養護教諭は特殊な役割を担うため、一般教諭とは異なる能力が求められます。自分に適性があるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

養護教諭になるには
  • 求められる能力は?

    養護教諭に求められる能力としてまず挙げられるのが、「全体を把握する力」と「コミュニケーション力」です。すべての生徒が対象になるため、常に全体の状況を把握し、緊急時には素早く対応できるように準備しておかなければなりません。また、保健室に訪れる子どもが抱える悩みはさまざまです。それぞれの状態に応じて適切な対応をするためにはコミュニケーション力が欠かせません。その他にも、「冷静に状況を見極める力」「連携力」「管理能力」などが求められます。

  • 看護師からキャリアチェンジも可能

    看護師資格のみを持っている場合は養護教諭養成機関で1年以上修学することで養護教諭1種免許状を取得できます。保健師の資格も取得している場合は6ヵ月以上修学することで取得可能です。看護師と保健師の資格を持っている人が養護教諭2種免許状を取得する場合、教育機関在学時に必要な単位を取得していれば、自治体の教育委員会に申請することで取得できます。なお、養護教諭の免許状を取得できる学校の多くは通学制ですが、中には通信制の学校もあります。

  • さまざまな条件をクリアしなければならない

    養護教諭として働くためには専門資格である「養護教諭免許状」を取得する必要があります。この資格は大学や専門学校に通い、養護教諭養成課程を修了することで取得できます。免許状は3種類あり、「養護教諭1種免許状」を取得すればほとんどの教育機関で働けます。「養護教諭2種免許状」の場合は働ける場所が限られます。大学院でより専門的な知識を学んだ者には「養護教諭3種免許状」が与えられます。なお、看護師や保健師の資格を有している者に例外的に免許状が与えられるケースもあります。

  • 向いているのはどんなタイプ?

    保健室に訪れるのは身体的な不調を抱える子どもだけではありません。何らかの悩みがあって「話を聞いて欲しい」というケースもあるでしょう。そのような子どもを優しく受け入れて、きちんと話を聞いてあげるのが養護教諭の役割です。そのため、寛容な心を持っている人に向いています。また、業務がなかなか思い通りに進まないこともあります。そういった時でも、すぐに気持ちを切り替えて働ける人は養護教諭に向いているといえます。

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